ブエルタアエスパーニャレビュー

2008年09月26日

自転車UCI世界選手権タイムトライアルの解説は我等ワールドの
お二人さんと永井さんでした。これだけでマニアックな話しが聞けそうです。
栗村さんセミロンゲでサムライみたいになってますよ。

wareraworld


しかもクイズ商品のTシャツにWARERAWORLDとプリントされている。
ん〜欲しくなるではないですか!!!しかも今回はカンチェラーラが
風邪ひいて欠場なので、スイスという答えはないと思うから難しい
ことが予想されます。無難にライプハイマーかなとは思ってはいましたが。


さて、結果なんですが、なんとドイツのベアト・グラブシュがやったら
速いタイムを出しました。しかも後の人誰もそれを越えれず。
オーストラリアのマイケル・ロジャース、イギリスのデービッド・ミラー
ラーションみんなだめでした。


そこでその前にゴールしたカナダのタフトという選手ですが、
なんとノーマルバイクでゴール!!!!
エエエエエエ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━エエエエエ!!

タフト


というのも、ノーマルバイクになってたら、「ああ、自転車交換したんだな残念
と思うのが普通だけどタイムがめちゃくちゃ速い
逆に交換してよかったんじゃないか???と疑うほど。


タフト2



デボルデルにしたら「マジかよ!!」って驚いただろうに。
結局スヴェイン・タフトはザブリスキー、ライプハイマーを抜き
2位。これは誰も予想できなかったでしょう。グラブシュは去年4位
だったので、まだ可能性はあったみたいですから。
ノーマルバイクでゴールして2位って前代未聞です。


タイムトライアル、意外な結果で終わりました。逆に楽しかったです。
28日の世界選手権、ロードも楽しみ。ワンデーレースになりますから
泥沼の争いが見れそうでがんがんアタック合戦も見れそうですね。


自転車UCI世界選手権2008タイムトライアル結果
1位 ベアト・グラブシュ(ドイツ)        52'01"
2位 スヴェイン・タフト(カナダ)        52'44"
3位 デーヴィット・ザブリスキー(アメリカ)   52'53"
4位 リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)   53'07"
5位 グスタフエリック・ラーション(スウェーデン)53'07
6位 ステイン・デヴォルデル(ベルギー)     53'17"
7位 トニ・マルティン(ドイツ)         53'17"
8位 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)
9位 デーヴィット・ミラー(イギリス)      53'26"
10位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス)    53'27"

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2008年09月22日

ブエルタ・ア・エスパーニャ最終ステージとなりました。
これはツール・ド・フランスと同じで最後のステージは凱旋したり
最後のスプリント勝負のみのステージ。大きな落車などめったなこと
がない限り大きなタイム差はつきません。


序盤からのんびりペースで、サン・セバスティアン・デ・ロス・レイェス
からマドリードへ。21日間戦い抜いた最終日、選手たちは相当疲れてる
だろうけども、それ以上に走り抜けたことに安堵してるのではないかな。


最後のスプリントは結構混戦しCSCのマッティ・ブレシェルが勝利の
おたけびをあげた!コンタドール初めこれから若い選手が活躍していく
んだなということを感じました。


今回ブエルタ・ア・エスパーニャ21日間全部初めてライブ放送で全部見ました。
ツール・ド・フランスとの比較もありますが、ちょっと感想を。

・ツール・ド・フランスより始まる時間が遅くて終わる時間も
遅いので、最後まで見るのが大変!

ツール・ド・フランスは大体夜の9時〜遅くて12時半くらい
ブエルタ・ア・エスパーニャは夜の11時〜遅くて1時半

・ハイビジョンじゃないから臨場感が少ない。
やっぱり来年からはハイビジョン放送にしてほしいな。

・解説者が2人。
ツール・ド・フランスでは3人だがブエルタ・ア・エスパーニャ
は2人になっている。そのため永井さんがよくしゃべるのがきける。

・時期が世界選手権前なのでスプリンターが途中棄権していく。
こういうところは仕方ないといえちょっと楽しみが減りますよね。

・スペイン人が活躍する。
やっぱり地元ですから。他レースでも近年スペイン人が大活躍ですね。
コンタドール、サストレ、バルベルデなどスター選手たくさんです。

・観客が熱い!!!
スペイン人の観覧客が多いせいか、応援が熱い、すごく盛り上がっている。
しかし観客数は圧倒的にツール・ド・フランスよりは少ない

・ステージ優勝の商品が地域の特産品
これは結構おもしろいです。ベッティーニは漁船の模型でした。
きのうはワイングラスでした。

・マイナーチームも見れる。
ツール・ド・フランスには出ていないチームが出ていて新鮮な感じでした。
またチーム戦略がマイナーチームはちょっと違うのでそれも見てて面白い。

・登りゴール設定(コース設定)が面白い。
今回は山登りゴールが2つあったのでコンタドールが力を発揮しました。
傾斜が23%の難関アングリルなど見所が結構ありました。

・タイムトライアルのスタートは美女が担当
タイムトライアルのスタートで選手のサドルを持つのは美女。
ちょっと不安もありますが、華やかしいです。

こんな感じのブエルタ・ア・エスパーニャでしたが見てよかったです!
コンタドールがジロ・デイタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・
ア・エスパーニャと3大ツールを達成する瞬間も見れましたし。
歴史的偉業を見れて何よりです。
そしてスカパーの契約でついでに世界選手権も見れるのでお得な気分です。
来年の9月がまた楽しみです!!!

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ブエルタ・ア・エスパーニャはもうあと2レース。
録画での視聴となりましたが、タイムトライアルを見るのを
楽しみに帰ってきました。


自転車ロードレースの結果はサッカーや野球と比べて一般のニュースでは
聞かない情報で、街中でコンタドールが勝ったみたいだよ!なんて声が
聞こえてこないのがある意味メリットでもあります。


録画ですが20ステージタイムトライアルを見ました。
17.1kmの登りのタイムトライアル。やっぱり速いのは山岳を得意とする
選手だろうなと思いつつ見ましたが、意外と前半は傾斜がゆるいので
平地に強い選手は前半も活躍。


そして装備が、普通のヘルメットだったり、タイムトライアルヘルメット
であったり、DHバーをつけていたりつけていなかったりとさまざま。
みんなに共通してるのはいつものジャージと違うスキンスーツを着てる
ことだけ。



タイムトライアル用ヘルメット


通常ヘルメット


DHバーとはこんなハンドルの上につける、バーです。
トライアスロンでよく使用されてますよね。


いろいろと選手によって機材が違うので、それが少しのタイム差には
なってくると思いますが、それがいいのか悪いのかはやってみないと
わからないってとこでしょうか。


途中あたりまで35分台で走る選手が出てきて速いな〜と思ってましたが
後半山岳賞のモンクティエがまたタイム更新!はや〜と思ってましたが
さらにバルベルデが更新!!バルベルデはえ〜!!!!


と思ってたらライプハイマーがさらに30秒くらい更新。もう化け物か!と
いう勢いの速さです。平地があったといえ平均速度31kmとか意味不明です。
何度も言いますが「登り」ですから。平地の平均31kmでも結構
しんどいですよ。


今日はそんなTOP選手のすごさを見せつけられました。そして、こういった
ステージではもちろん山岳スペシャリストが活躍しますが平地もあったので
平地に強い選手もなかなか速かったということです。


ライプハイマーは山岳も速いですが、過去登りタイムトライアルはそんなに
結果が出てなかったということですので、今回そのレッテルはなくなった
ということですよね。というかライプハイマーがエースでも十分いけると
思いましたが。


気になるコンタドールはなんとライプハイマーに31秒遅れ。コンマ数秒で
バルベルデに勝利はして2位とはいえ、ちょっと遅い感じはありました。
すごいタイムではあるのですが、チームとしては無事総合上位をキープして
終了というところでしょう。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2008第20ステージ結果
1位 リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)       33'06"
2位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)         +31"
3位 アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ)      +31"
4位 カルロス・サストレ(CSC)              +1'02"
5位 ダヴィ・モンクティエ(コフィディス)        +1'09"
6位 エセキエル・モスケラ(シャコベオ・ガリシア)    +1'15"
7位 ホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ)       +1'16"
8位 マルツィオ・ブルセギン(ランプレ)         +1'31"
9位 ロバート・ゲシンク(ラボバンク)          +1'37"
10位 アンドレアス・クレーデン(アスタナ)        +1'57"

総合上位としては
1位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)       77h55'29"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)        +46"
3位 カルロス・サストレ(CSC)    +4'12"
4位 エセキエル・モスケラ(シャコベオ・ガリシア)    +5'19"
5位 アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ)     +6'00"
6位 ホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ)       +6'50"
7位 ロバート・ゲシンク(ラボバンク)          +6'55"
8位 ダヴィ・モンクティエ(コフィディス)        +10'10"
9位 エゴイ・マルティネス(エウスカルテル)       +10'57"
10位 マルツィオ・ブルセギン(ランプレ)         +11'56"

サストレの3位とは変わらず、バルベルデは5位まであがってきました。
あ〜あの12ステージのやっちゃった事件がなければバルベルデ3位だったのに〜,
とは「たられば」話しですが思ってしまいます。


そして最終ステージも録画でのんびり楽しもうと思います。
ほんとはライブで見れたのですが、疲れで爆睡してしまってました。


そういえば栗村さんと菊田さんが、ケースデパーニュのジャージのロゴは
「毛ガニ」に見えるということでじっくり見てみました。

ケースデパーニュ


たしかにパット見「毛ガニ」っぽい、でも厳密には「毛ンニ」かな。
個人的にはクレディアグリゴルのヤニック・タラバルトンがローマ字で
見ると焼肉タラバガニ?と思ってしまうんですが、いやそれは自分だけです。



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2008年09月20日

ブエルタ・ア・エスパーニャ最後から3日目。今日は山岳あり、
ゴール手前2kmが上りということで、バルベルデが優勝候補にあがる。
ベッティーニは今日から自転車世界選手権にむけてリタイアしたので。


で、バルベルデを勝たせないといけないのだけど、ティンコフの
キリエンカ、AG2Rのルベ、そしてケースデパーニュのアローヨ3人が
途中から逃げていました。


40秒差とかだったので、ああ、追いつくだろうな、、、
と見ていたけどぜんぜん追いつかない。むしろ離されてる???
後ろからはバルベルデを勝たせようとしているケースデパーニュ勢が
必死で集団を引っ張り上げるも追いつかず。


こりゃ、ルベとキリエンカの引張りが予想以上に強いようでした。
たぶん後ろも泳がせすぎたのではないかと。残り5KMくらいになっても
思いっきり追っかける気配がないし。


ラスト2km後ろの集団もかなりスピードがあがり、20秒差くらいまで
詰めた、でもあと1km。。


最後はもうキリエンカ、アローヨのみ。しかしアローヨはバルベルデを
勝たせろというチームオーダーが出ているので、キリエンカの前に出て
引っ張ることもできないのでキリエンカもそれをわかっていて、一人
がんばるのみ!!!


そのキリエンカがまた速い!ずっと逃げてきて登る登る!!
結局ぎりぎりで後ろの集団をかわせたのですが、当然足の残っている
アローヨがゴール!ず、ずるい!!!!って感じのゴールですほんと。


でも、仕方ないっちゃあ仕方ないゴール。バルベルデがだめならアローヨが
とる。これはチームの鉄則だし、キリエンカの後ろにばっかり隠れて力ためて
勝手にゴールといわれても仕方ないけど、アローヨもちょっとガッツポーズを
控えめにしてキリエンカに敬意を表意しておけばよかったのにな。


と解説者と同じ気持ちになりました。まあ、自転車レースですから勝負事
ですからしょうがないですけどね。でもキリエンカはほんとによくがんばり
ました。ボクレールみたいな顔になっちゃってましたよ。最後は。


ブエルタ・ア・エスパーニャ2008第19ステージ結果
1位 ダビ・アローヨ(ケスデパーニュ)    3h27'03"
2位 ヴァシル・キリエンカ(ティンコフ)     +05"
3位 ニック・ナイエンス(コフィディス)     +11"
4位 アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ)
5位 フレフ・ヴァンアフェルマート(サイレンス・ロットー)
6位 マルツィオ・ブルセギン(ランプレ)
7位 ロバート・ゲシンク(ラボバンク)
8位 ルーベン・ペレス(エウスカルテル)
9位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)
10位 ダヴィ・モンクティエ(コフィディス)


今日はさまざまな気持ちが入り混じるゴールでした。

さて明日のレースはついにタイムトライアル。といってもコンタドールの
優勝はほぼ見えています。あと個人的に気になるのが、3位4位のサストレと
モスケーラの戦い。54秒差で、今調子よさげなモスケーラですから勝てる
可能性ありです。そして5位6位のゲンシンクとバルベルデ。9秒差これも
どうなるかわかりません!!

明日この総合順位がきっと変わります。
1位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)   77h21'52"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)   +1'17"
3位 カルロス・サストレ(CSC)          +3'41"
4位 エセキエル・モスケラ(シャコベオ・ガリシア)+4'35"
5位 ロバート・ゲンシンク(ラボバンク) +5'49"
6位 アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ) +6'00"
7位 ホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ)   +6'05"
8位 エゴイ・マルティネス(エウスカルテル)   +8'56"
9位 ダヴィ・モンクティエ(コフィディス)    +9'32"
10位 オリバー・ザウグ(ゲロルシュタイナー)  +10'01"


個人的にライプハイマーが逆転!とか波乱があれば楽しいんだけど。
まあ、しっかりコンタドールが取るでしょう。
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2008年09月19日

ブエルタ・ア・エスパーニャも残り4ステージです。
今日は18ステージ、バリャドリドからラス・ロサスまでの167.4km。
距離は短く3級峠くらいなので、最初から逃げてもおかしくないなと
思いつつ11時過ぎ。


今日はサシャさんと栗村さんの「我等」コンビ解説と雑談が楽しみです。
さっそく18人の逃げ!んっ多いな!これは決まりか!!と直感で。
差も6分〜7分。後ろも追う気配なし。総合争いにかかわらなさそうなので
後方集団も逃げを容認とのこと。



でもゲロルシュタイナーだけは総合10位のオリバー・ザウグの順位を
守るために必死。ちょっと1チームだけかわいそうでしたが、ゲロル
シュタイナーのメンバーが逃げに入っていたらちょっと邪魔できたかも
しれないのに。


おそらくこの18人で決まるだろうと勝手に決め付けてレースを観戦。
18人の中にはベッティーニ、ヴァンアフェルマート、フレチャとか
結構強いメンバーが残っているので楽しそう。


個人的にはベッティーニか、ヴァンアフェルマートが来るかな〜と
予想。ベッティーニが登りで集団のペースを乱したりなかなかおもしろい
ことをしてくれてます。


アタック合戦が激しい中、最後の最後の方にシャコベオ・ガリシアの
ダビド・エレッロが飛び出した。特に強い選手!というマークしている
選手でもないので後ろは「追っても足を使うだけ、泳がせとけ」という
けん制が始まりだした。


ここの心理は難しい。追うと自分の足を使う、でも追わずに逃げきられたら
負け、一番いいのは「誰か追ってくれないか?」という心理がけん制が起こる
時。中途半端な選手が飛び出すと、誰か追えよ、俺は脚ためとくからいやだぜ
という思いで逃げられて負けてしまうパターンがある。


今日はそんなパターン。ベッティーニは結構自分の足を使ってつぶしてきた
方だが、最後のダビド・エレッロのアタックは自ら追わなかった。追えない
足なわけじゃない。これ以上どうすべきか、と迷ったのかもしれない。


それで追った選手が3名。ケースデパーニュのエルビーティ、
クレディアグリコルのロッシュ、ティンコフのキリエンカ。
結局この4人で勝敗を分けることに。


後ろから追いついて疲れたエルビーティの後ろに付きロッシュがスプリント
行くか〜!!!!と思ったが、エルビーティがなかなか強くてエルビーティが
勝利!!!!ほんとタイヤ半分の差くらい。


今日はほんとに最後まで誰が勝つのか全く分からず。アタック、けん制の
繰り返しで、ワンデーレースの勢いで面白かったです。ちょっと疲れました
ね。

18ステージ結果
1位 イマノル・エルビーティ(ケスデパーニュ) 3h53'17"
2位 ニコラス・ロッシュ(クレディアグリコル)
3位 ダビド・エレロ(シャコベオ・ガリシア)    +01"
4位 ヴァシル・キリエンカ(ティンコフ)      +05"
5位 カルステン・クローン(CSC)          +10"
6位 フレフ・ヴァンアフェルマート(サイレンス・ロット)+13"
7位 エンリコ・フランツォーイ(リクイガス)
8位 パオロ・ベッティーニ(クイックステップ)
9位 アンドレー・グリブコ(チームミルラム)
10位 ホセ・ルイスサンチェス(アンダルシア・カハスール)+20"

総合は10位までは変わらず。13位にロッシュが食い込む。
山岳賞はモンクティエでおそらく決まり。
スプリント賞はヴァンアーベルマートが首位。おそらくこのままだろう。


明日は山岳も交えてのステージだけどもおそらくスプリント勝負になるので
今日みたいにスプリント合戦が楽しみです。


あさってはタイムトライアル。個人的にライプハイマーがめちゃ調子よくて
コンタドール逆転しちゃったなんてことはあるのかどうか、ちょっと楽しみ
にしています。

おまけ:
今日のサシャと栗村さんの謎のやり取り

クリ「ベッティーニがポッポポッポ言ってますね」
サ「先輩ですか?」
クリ「ええ」

謎です。

今日の自転車用語
アラフォーアタック(40歳に近い選手のアタック)

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2008年09月18日

ブエルタ・ア・エスパーニャもあと数日で終わりを迎えます。
今日はほんとに平坦ステージ。山岳ポイントなしのステージでした。
148kmと距離も短いので、最初から逃げる選手も出てきそうななんだか
荒れる展開が予想されるステージです。


で、序盤早速、
ホセ・ルイスサンチェス(アンダルシア・カハスール)
ペドロ・オリーリョ(スペイン、ラボバンク)
の2人の逃げが決まり最後まで泳がされることに。


最後の数キロまで逃げてましたのでかなり体力消耗したで
しょうけど、逃げることは賭けって要素も多いのでこれはこれで
いいんでしょう。


途中は結構ヒマでした。のんびりとレース見てましたがみんな
世界選手権のことばっかりみたいですね。日本人の普通のスポーツ感覚
からすれば今出てるブエルタ・ア・エスパーニャに真剣になれよ!
と思うんですが、自転車の選手はそういうわけでもないみたいですね。


自分の獲るべきレースに照準を絞って調整する。
が鉄則みたいですね。ボーネンはきのうはとりましたが、今日はスプリント
に参加する様子はなく最後の方に後ろでのんびりしててびっくり。
ポイント賞ジャージを守る気もなく今日でリタイアを発表してるし。


日本人的感覚からすれば、全部がんばれよ!!!!てほんとに
思いますけど、プロの世界でスポンサーの意向もからんできますし、
監督の思惑もありますから、いろいろあるんですね。


で、レースは逃げの2人を捕まえて最終スプリントに入ります。
ボーネンはもうスプリントやる気なしで後ろでふらふら走ってて、
ツァベルは残念ながらパンクしてしまい、集団に追いつくもスプリント
勝負に入れず。


最後は誰が来る、誰が来るとどきどきしながら、ごちゃごちゃになって
ゴーーーール!!!えっ誰勝ったの!!??と一瞬わからず。
あとでスロー画面でクイックステップのウェイラントが勝ったことが
わかりました。


もうボーネンは今日はとらないでウェイラントで行くってのが決まって
たんでしょう。ぎりぎりの勝利でしたが、2日連続クイックステップ勝利。
平地は強いチームですね。

17ステージ結果
1位 ワウテル・ウェイラント(クイックステップ)3h18'48"
2位 マッティ・ブレシェル(CSC)
3位 アレクサンドル・ウソフ(AG2R)
4位 コルド・フェルナンデス(エウスカルテル)
5位 ハインリッヒ・ハウッスラー(ゲロルシュタイナー)
6位 フレフ・ヴァンアーフェルマート(サイレンス・ロットー)
7位 オスカル・ガット(ゲロルシュタイナー)
8位 セバスティアン・イノー(クレディアグリコル)
9位 マウロ・サンタンブロジオ(ランプレ)
10位 クラウディオ・コリオーニ(リクイガス)


で6位のヴァンアーフェルマートですが、ポイント賞を狙っていたので
うまく6位に食い込んでポイント賞ジャージ獲得。ボーネンは去ってしまう
のでブエルタ・ア・エスパーニャは結構おこぼれ的においしいレースじゃ
ないのかな。。。と個人的には思う。


日本ではツールド北海道が宮澤崇史選手の総合優勝で幕が閉じました。
来週の世界選手権には日本人は、宮澤崇史選手、新城幸也選手、野寺秀徳選手
の3名が参加する予定。jsportで実況があるので楽しみです。

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2008年09月17日

ブエルタ・ア・エスパーニャ16ステージは1級山岳を越えてから
あとはのんびりした平地。今日の展開はほんとのんびりまったり。


ウォルター・ペドラサ(ティンコフ)
ヘスス・ロセンド(アンダルシア・カハスール)


の2人が最後まで逃げてはいましたが、確実に捕まえられるだろうな
という後ろのペース配分。2人が逃げてスポンサーが目立って何より
だったでしょう。


ところで今日はいつものアメリカの国旗を持って鹿の角をかぶって走って
いるアメリカ人?が出てきたのですがラボバンクの選手に旗を奪われると
いうハプニングがありました。かなり面白かったです。


奪われたおっさんっも呆然。誰だろうか取ったのは?後ですぐに
旗捨てられてましたけど(笑)あれで落車でもしたらかなり怒られる
だろな。でもそれほどまったりしたレースでした。


平均30kmなら自分でも十分ついていける速度ですし。ただその分
最後のペースが60km/hくらい、さすがに集団でもこれはついていくのは
大変。


そして最後の5キロくらいで逃げていた2人は吸収。
クイックステップがペースとトレインを作りどんどんスピードを上げていく。
スピードが上げられすぎか他の人が横からさせない。


そしてボーネンにうまくつなげられ、ボーネン発射!
見事にスプリントが決まりボーネンが勝利!!!


いやそれにしても今日ほど見事なチーム力を使ったトレインはまれ
なくらいきれいでした。アシスト陣も万々歳だったと思います。
2位のポッツァートももう少しだったんですけど、やっぱり
トレインから見事に発射したボーネンには追いつけない。


やっぱりアシストっていうのがロードレースにはほんとに重要
なんだなと感じる瞬間でした。見事なスプリント勝負でした!

16ステージ結果
1位 トム・ボーネン(クイックステップ)5h21'16"
2位 フィリッポ・ポッツァート(リクイガス)
3位 ハインリッヒ・ハウッスラー(ゲロルシュタイナー)
4位 ミカエル・ドラージュ(フランセーズデジュー)
5位 トーマス・ヴァイクス(アスタナ)
6位 コルド・フェルナンデス(エウスカルテル)
7位 アレクサンドル・ウソフ(アージェードゥーゼル)
8位 マウロ・サンタンブロジオ(ランプレ)
9位 オスカル・ガット(ゲロルシュタイナー)
10位 セバスティアン・イノー(クレディアグリコル)

今日はまったりしたレースだったので夜の2時前にゴールでした。
いつも12時半過ぎとかなんですけど、長かった。解説の永井さん
お疲れ様でした。ツール・ド・フランスではあまり話すことが
ない永井さんも今日はたくさん話してくれて面白かったです。


自転車のメンテナンスはチェーンと空気圧はこまめにチェックです☆
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2008年09月16日

第15ステージはクディリェロからポンフェラダまでの202km。
山岳ポイントが3つ設定された中級ステージレースですから
大きな逃げが予想されるかもしれません。


きのうまでの2日間で大きく体力を使ったので選手にしたら休みたい
ステージですが、その心理を利用してうまく逃げに乗る選手たちも
出てくると思われます。


アスタナにすれば、逃げられても総合上位でなければ追う必要も
なく、自分たちのペースでコンタドールを守るだけ。今日はステージ
優勝を狙ったチームが活躍することでしょう。


といってもみんな世界選手権だからかわからないけどスプリンター
たちは結構リタイアしてます。フレイレに、ベンナーティ。
さあだれが逃げて活躍するのか。



途中20人弱の逃げがあり、10分くらい集団から離していましたが
終盤最後の坂道を利用し4人が飛び出し、以下4人に。

ダビド・ガルシア(シャコベオ・ガリシア)
ニック・ナイエンス(コフィディス)
フアンマヌエル・ガラーテ(クイックステップ)
パオロ・ティラロンゴ(ランプレ)

たぶんこの中の4人で決まりだな、という距離まで来て
けんせいが始まる。これでうまくかわせれば優勝だけど、ほんと
だれが勝てるかぜんぜんわからず。


最後にダビド・ガルシアが思い切り飛び出しそのまま行きました。
後の3人追うかと思いきやけん制に入る。あ、こりゃ決まったかも。。。
と思い見ていると、ダビド・ガルシアがそのままゴール!!


シャコベオ・ガリシアチームとしては初勝利になりました。
ダビド・ガルシアはこれで大きく順位を上げて13位。
20位以内は賞金もらえるようですので、あとはタイムトライアルを
がんばって賞金ゲットできるかもです。


しかし今日はコンタドールが変なところで落車して左足をすりむいて
いました。ほんと何が起こるかわからないので平地ステージといえど
注意が必要です。今日は1級山岳を越えてからあとは平地のような
ステージですが、最後まで気を抜かず走ってもらいたいです。


総合10位までは昨日と変わらず。また今日のステージでの
逃げを楽しみにして、誰が勝つか一人で予想して楽しみます。
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2008年09月15日

ブエルタ・ア・エスパーニャも14ステージまできました。
もう今日で総合勝負が決まってしまうだろうっていう登りゴールの
ステージ。今日はサストレはもう攻めるしかない。
バルベルデも攻めるのみ。まあみんな攻めなきゃいけないんだけど。


ゴールはフエンテス・デ・インビエルノ・スキー場できのうほど
ではないけどまあ普通の登り峠。きのうよりはるかに道は広いです。


今日はCSCのヴァンホーレンとかシャヴァネルとか
ベリトスが逃げてたんだけども結局最後の登りで吸収。
そこからが勝負どころ。



モスケイラがさくさくといいペースで登り出し、コンタドール
ライプハイマー、サストレ、バルベルデは快調についていってる
と思いきや、突然バルベルデがアクシデントがあったように失速。


解説もおおっと!バルベルデパンクか!?というくらい突然の
失速。どうやらモスケイラの引きが速過ぎてついていけずの失速
だったらしい、その後すぐサストレもギブアップ。


コンタドール、ライプハイマーのみが着いていけていた。
ついていけていたというかコンタドールにしてはそれをも
ペースを保つのに利用していたに過ぎなかった。


ラスト1km手前コンタドールが飛び出しそのまま今まで坂道登って
たのか???ってスピードでがんがん踏んでいきそのまま「バキューン」
のポーズでゴールしてしまった。モスケイラも唖然としたことでしょう。


ほんとあと少しだったのに。
これでコンタドールの総合はほぼ何もない限り
決定的となったと思います。


ブエルタ・ア・エスパーニャ2008第14ステージ結果
1位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)4h16'01"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)+02"
3位 エセキエル・モスイケラ(シャコベオ・ガルシア)+04"
4位 ロバート・ゲシンク(ラボバンク)+20"
5位 ダヴィ・モンクティエ(コフィディス)
6位 カルロス・サストレ(CSC)
7位 マルツィオ・ブルセギン(ランプレ)+1'00"
8位 オリバー・ザウグ(ゲロルシュタイナー)
9位 ホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ)
10位 ジョン・ガドレ(AG2R)

個人総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)   55h56'58"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)    +1'17"
3位 カルロス・サストレ(CSC)          +3'41"
4位 エセキエル・モスイケラ(シャコベオ・ガルシア)+4'35"
5位 ロバート・ゲシンク(ラボバンク)      +5'49"
6位 アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ) +6'00"
7位 ホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ)   +6'11"
8位 エゴイ・マルティネス(エウスカルテル)   +8'56"
9位 ダヴィ・モンクティエ(コフィディス)    +9'32"
10位 オリバー・ザウグ(ゲロルシュタイナー)  +10'01"

しかしこのタイム差。
この前のバルベルデのミスで失った3分がもしなければ
バルベルデ3位でいいとこいってたのに。ほんと悔やまれます。

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2008年09月14日

さあ、ブエルタ・ア・エスパーニャのいよいよ勝負どころ。
山頂ゴールでしかも平均勾配10.3%、最大勾配23.5%という
異常な数字の超級山岳アングリル。


大会コース設定の人もどきどきしながら設定したんじゃないかな
というくらい激しい登りですね。これは。最大23.5って多分雨の
日なら車で下るのは怖いくらいだと思います。自転車も前輪が
持ち上がるんじゃないかというほどの坂みたいです。


そんな坂を200km走って来た人に登らせるなんてかなりのSじゃないと
設計できません。あなおそろしや。山岳に強いコンタドール、サストレ
モスケイラあたりが気になるステージです。バルベルデは3分遅れを
少しでも取り返せるか!?



レース中継の方は始まるとケルヌ、チャリンギ、ユルコと3人が
逃げていてラスト2つ目の峠。ここはまだ総合上位がいっしょにいる
感じでわからないけど、その下りでアクシデント。


イゴール・アントンが落車、鎖骨骨折でリタイア。
鎖骨骨折が痛いけど、リタイアはチームにとってめちゃくちゃ痛い。
これで総合争いの人がまた一人減ってしまいました。


そして最後のアングリル峠に入る。序盤アスタナペースでどんどん
あがる。コンタドールの後ろをしっかりケースデパーニュのバルベルデ
抑える。


残り数キロで、コンタドール、バルベルデ、ロドリゲスになり、
その後20秒遅れくらいでサストレとライプハイマー。


そこからどんどん坂はきつくなり、コンタドールが飛び出した。
バルベルデついていけない。コンタドールそのままありえない坂を
ありえないスピードでぐんぐん登っていき、優勝!!!!!


バルベルデも結構がんばって40秒ほど遅れのみでゴール。
バルベルデよくがんばったと思います。なんかベッティーニも結構
上位でゴールしてました。


チームに対してシューマッハを採って自分はいらんだと〜と
切れてるようでおとついのステージはがんばったようです。
来年はどこのチームで走るのでしょうか。


ということでコンタドールが総合上位に躍り出ました。
たぶん、サストレに3分差つけたからコンタドール優勝が濃厚に
なってきましたね。でもライプハイマーはタイムトライアルは速いと
思ったらタイムトライアルが上りなんですよね。
こりゃほぼコンタドールのような気がします。


でも何が起きるかわからないしバルベルデ応援したいので
まだまだ楽しみにしてみることにします。


ブエルタ・ア・エスパーニャ2008第13ステージ結果
1位 アルベルト・コンタドール5h52'35"
2位 アレハンドロ・バルベルデ+42"
3位 ホアキン・ロドリゲス+58"
4位 リーヴァイ・ライプハイマー+1'05"
5位 カルロス・サストレ+1'32"
6位 ロバート・ゲシンク+1'56"
7位 エセキエル・モスケラ+2'18"
8位 オリバー・ザウグ+2'28"
9位 ダミアーノ・クネゴ+2'43"
10位 ダニエル・モレーノ+3'01"

個人総合成績
1位 アルベルト・コンタドール(アスタナ)51h41'17"
2位 リーヴァイ・ライプハイマー(アスタナ)+1'07"
3位 カルロス・サストレ(CSC)+3'01"
4位 エセキエル・モスケイラ(シャコベオ・ガリシア)+4'19"
5位 アレハンドロ・バルベルデ(ケスデパーニュ)+4'40"
6位 ホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ)+4'51"
7位 ロバート・ゲシンク(ラボバンク)+5'09"
8位 エゴイ・マルチネス(エウスカルテル)+6'56"
9位 ダヴィデ・レベリン(ゲロルシュタイナー)+7'39"
10位 オリバー・ザウグ(ゲロルシュタイナー)+8'41"

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